前期までのWebの仕事の雑感
まだ終わっていない仕事もあるけど、一段落付いた感じもあるので、備忘的に。
レシポンシブWebデザイン
前々期と比べて一番変わったのはこれだろう。新規案件はほぼ全てで採用。反対意見は特に無かった。
IE6,7の切捨て
WindowsXPのサポート切れに合わせて。コーディング上の悩みがかなり減って、これまで控えていた記述も積極的に試せるようになった。
スマホ・タブレットのアクセスがPCを上回った
去年からの事だが、もう元へは戻らないだろう。自己体験的にも、仕事で使うからPCに毎日触れるが、ネットをリードオンリーなら、わざわざPCを使う理由は思いつかない。一般家庭ではなおのことと推測。
携帯サイトの衰退
スマホの普及とともに激減した、携帯からの閲覧。1%を下回ってしまうと、もはや制作コスト的に見合うとはいえない。CMSを使っているなら変換プラグインで放置するぐらいがせいぜいで、きっぱり廃止したところも。それは正しい判断だと思う。ガラケーしか持たない人は周囲にほとんど居らず、そして彼らはガラケーでネット閲覧をしない(だからガラケーを使う)。
携帯サイトを切り捨てたことのメリット
javascriptが存分に使える。Shift-JISを意識しなくていい。絵文字を触らなくていい。携帯に配慮してテーブルの使用を控える必要が無くなった。携帯向け情報取捨のコストが無くなった。振り分けでのキャッシュトラブルから開放される。
和文Webフォントを使用した
モバイルでの回線速度による問題が無くなったと思えたので、実践採用。今のところ苦情はない。WindowsPCでは25ピクセル未満でのジャギー問題(アンチエイリアスされない)があるので、Windowsのみ画像文字との併用が残る。MacOS、iOS、Android、Linuxで問題ないのだから、早く解消して欲しい。
rethinaの対応
ロゴなどの一部では高解像度モニタへの対応が必須。手間は、2枚の画像を用意するのと、対象画像に目印のクラスを足すぐらい。javascriptで差し替える。そんなに面倒でもない。
カスタムアイコンフォントの採用
上記に関連して。思ったより簡単だった。CSS3との併用で見栄えも十分だし、サイズ・色が自由に変更できるので使い勝手がいい。テキストシャドウが使えないIE9が消えてくれれが完璧。